採卵結果
採卵 12個
↓2日後
受精卵 8個
↓5日後
胚盤胞 5個
↓
全胚凍結
胚盤胞まで育ったのは5個
ひとまずホッとしています
OHSSってどんなもの?
OHSS(卵巣過剰刺激症候群)とは?
OHSSとは、
採卵のためにおくすり(hMGなど)で多くの卵胞を育てることによって発生しやすくなる副作用のことです。
おもな自覚症状は
腹部膨満感、下腹部痛、体重増加、吐き気、息苦しさ
OHSSはhCGにより悪化するため、次の場合は症状がひどくなります。
・排卵を促すためのhCG注射を使った時
・妊娠した時(胎盤でhCGが作られるため)
OHSSの症状は、月経が来ると改善されます。
OHSS発症 症状と経過
採卵4日前から下腹部の圧迫感や痛みあり。
採卵日
採卵後の昼過ぎから、強い腹痛が出はじめ、布団でうずくまって過ごす。
排尿痛がひどくてお腹に力を入れられない。食欲低下、便秘。
採卵翌日
お腹がはち切れそうなほど大きく張り、息苦しい。
体重2キロ+
採卵翌々日
受診:卵巣の腫脹、腹水を確認。血液検査は問題なし。
水分補給の継続と安静指示。
採卵1週間後
受診:卵巣の腫脹、腹水継続だが少し改善。
水分補給は続けて、出勤は可能。
腹痛・便秘軽減。
採卵2週間後
腹水が落ち着き、月経が始まる
体重増えていた分がもどる
OHSSで受診時の流れ
以下の方法でOHSSの症状を評価しました。
- 自覚症状の聞き取り
- 腹水の程度を触診
- エコーで卵巣の大きさをみる
- 血液検査(ヘマトクリット値、白血球数、血清蛋白など)
OHSS予防・軽減のおくすり
採卵前日の夜から飲み始めたのはこの2つ
- レトロゾール
体内でエストロゲンが作られるのを抑える働き - カバサール
卵巣腫大や腹水産生を抑える働き
飲んでいなかったら、
もっとひどかったのか…
OHSSになりやすい人とは
使用していたレコベルというお薬のパンフレットには、このように記載されています。
OHSSが生じやすい方
レコベル皮下注ペンを使用される方へー在宅自己注射説明書ーより
・35歳以下の方
・痩せている方
・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方
・過去にOHSSになったことがある方
・レコベルなどの卵巣を強く刺激する薬剤の投与量が多い方
・卵巣中の卵子(卵胞)数が多い方
・妊娠した方
OHSS対策:採卵後に注意すること
- 処方薬を飲み忘れない
- 電解質を含む経口補水液やスポーツドリンクを1日1.5L以上飲む
(水やカフェインでの水分補給は控える) - トイレを我慢しない
- 痛み、尿量減少、息苦しさの悪化があればすぐ病院に連絡
経口補水液のおすすめは、アクアソリタ。
OS-1より断然飲みやすい味です。
以上が私のOHSS体験記でした。
参考資料
厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル
PMSラボ:女性ホルモンの働き
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